若手SEの生き様

クサカンシのブログ

クサカンシとは好奇心とプレッシャーの狭間で学び続ける者、、そう拙者でござる!

働き方の未来-自律的に生きよう-

どうもクサカンシです(^-^)

今回は未来の働き方についての考えを書いていきます。

先日、と言っても昨年ですが「働き方の未来2035」というサミットが行われていたのはご存知でしょうか。厚生労働省が主体となって各界の有識者を集めて議論をしたようです。そんなこともあって、かねてから働き方改革には興味があったので今回はこのあたりのテーマでつらつらと書いていきます(^-^)

報告書が厚生労働省から上がっていますが、実はまだ軽くしか目を通していません(^^;)報告書のリンクを掲載しますので、興味がありましたら覗いてみてください。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf

1.日本企業に起きていること

今の日本企業に起きている問題のうち、特に注目を集めている分野は「賃金」「労働時間」「人手不足」の3つだと思います。これらが注目される理由には労働者と経営者の力関係に変化があったためだと考えます。昔のように「就職すれば一生安泰」のような夢はなく、人手不足により、企業は次々倒産する時代となり「経営者>労働者」の関係が「経営者<労働者」になりつつあるため、労働者の待遇に関わる分野で問題定義が盛んなのだと考えます。特に「電通事件」は多くの労働者に他人ごとではないと感じさせ、明日は我が身だと心配したと思います。

今は労働者が企業を選ぶ時代となっているため、労働者を満足させる就業環境がない企業は存続すら許されない環境となりました。人手不足とは言え、イケてる企業の求人は常に買い手市場であり、事務職のような定時退社可能なイメージのある求人は依然人気があります。こういったことからも工夫のできない企業は生き残れないともいえる流れができつつあります。

 

2.「人でしかできない仕事」が価値を取り戻す

IT技術の発展により、今後ますます業務の自動化は進んでいくことは間違いないと思います。それに伴い、注目を集めている領域が「人でしかできない仕事」です。2015年の野村総合研究所の発表に「日本人の仕事の49%はAIで代替可能」とあるように、定型的な業務は今後なくなっていくことは間違いないと思います。仕事はより創造的で付加価値のあるものとなり、要求通りに作業を行うだけでは生き残れないと考えます。簡単な表現をするといくつもの要素を利用し、掛け算で価値を生み出せる人材が重宝される世の中になると思います。曖昧な感覚ではありますが「思いやり」や「気遣い」のような感覚が今後ますます重要になると思います。

ただし日本のサービス業においては「過剰サービスが普通」「サービスはタダ」という価値観が深く根付いてしまっているため、「良いサービスに相当の対価を支払う」という当たり前なことさえ実現するまでに長い時間がかかるのではないか、と考えます。

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

3.自律的な活動が求められ、正社員は少数派になる

「定型業務が代替される」「時間や空間に囚われない」「人手しかできない」こういったキーワードが働き方の未来におけるキーワードになっているように、「働き方の未来2035」ではこのように語られています。「2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。」つまり、労働者と企業の関係は対等になり、現在のフリーランスのような働き方が一般的なものになる見込みのようです。

ここでの重要なことはプロジェクトに見合った人材と労働者のマッチングが行われる点です。労働者は継続的に能力開発と自己研鑽を行わなければ、そもそも働き口がなくなる、もしくは低単価な仕事にしか携われないのではないかと考えます。今までのような「年功序列」や「やる気があるから昇給」のような社内政治や人間関係だけでの出世・昇給はなくなり、実力社会になることが予想されるため、今のうちから世の中のトレンド収集や自己啓発の習慣を身に着けておくことが得策だと考えます。 

おわりに

フリーランスノマドワーカーといった言葉がここ数年で広く浸透しましたね。あまり遠くない未来、今からは想像のつかない仕事があって、働き方もガラッと変わっているかもしれない、本気でそう思える流れになってきました(^-^)今後、AIなどの技術の利用で確実に生産性の低い作業は人手を離れますし、インターネットの普及ですでに時間と空間に囚われずに仕事をすることが可能な世の中になっています。何より居座り続けたいと思える企業が少ないことが、このムーブメントの原動力になっていると感じます。

これまでも技術の革新は働き方を変え、生き方を変えてきました。これからさらに進む働き方の変化に対して今からできる準備は、少なくともまずは自律して、自己学習をする習慣を早いうちから身に着けておくことだと思います。

より人間らしく生きられるということの意味は、自分で考え、選び、決めることが求めらるということです。これまでの与えらえれて強制されることから解放されるということです。企業に御身を捧げてきた皆様、さあ共に目を覚まし、自らを解放しましょうw